エンディングノートのすすめ

皆さん、エンディングノートをご存じでしょうか?

文字通り、物事の終わりを記すノートです。
まだ元気なのに縁起でもない!必要ない!と思われる方は多いと思います。

しかしながら、病は時に残酷で突然意思の疎通ができなくなってしまうケースもあります。
家族であっても意外と知らない事の方が多い事もあります。
エンディングノートは高齢者だけに必要なものだとは思いません。
若い人でも必要だと思います。

自身の尊厳を保ち、家族に不安を与えない為にも私はとても大切なアイテムだと思っています。

「エンディングノート」は販売もされていますが、各市町村で配布していたりダウンドードをして利用する事が出来ます。

「エンディングノートは遺言状?」
→ エンディングノートに法的効力はありません。
気が向くまま現在の気持ちを残しておけます。

「何をかく?」
→ 多くのエンディングノートは記載する項目が記載してあり埋めていくと完成しますが、全てを埋める必要はありません。
自分・家族・友人の事。介護の事。もしもの時の医療について。葬儀やお墓の事。インターネットや携帯の管理の事。資産の事。などがあります。

その中でも、もしもの医療・葬儀については希望を書き残しておくと良いとおもいます。
家族になにかあったら、近親者は少しでも可能性があるなら長く生きていて欲しいと当然に願います。
ここまではして欲しい。逆に延命治療を一切して欲しくないなどの希望は元気なうちしか伝えられません。
葬儀に関しても亡くなってしまってからでは伝える事が出来ません。
今は、生前にお墓の手配や葬儀の手配をしている方も少なくないと聞きます。
そのような事も書き記しておく事で、滞りなく行う事が出来ます。

「家族に内緒にしておいても平気?」
→ 家族にはエンディングノートを書き記してある事。保管場所を伝えておきましょう。
いざという時に本人のの思いが伝わらないと本人も家族も後悔してしまう事になる可能性があります。
記入の際にも家族と相談しながら記入しても良いと思います。

「一度記入したらそれで完結?」
→ 希望も気持ちも変化していきます。
書き加え・訂正しても大丈夫です。
年に一度見直してみて、書き加えたい事・変更したい箇所があれば更新する事をお勧めします。

エンディングノートを書く事で自分を見つめなおす機会にしてみませんか?

 

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