地震(災害)への備え

今年に入り、大きな地震があちこちで起こっています。

地震のような自然災害に備え、準備をしておかなければ…と誰しも思っているものの実際は中々手を付けられていないと言う方が多いと思います。

家具の固定などの備えもとても大切ですが、今回はすぐに出来る備えとしてお薬などに関する事をご紹介します。

〇お薬を調剤してもらう時に、薬局からもらうお薬の説明の紙(薬情)
→この紙はお薬の説明の他、処方医・調剤した薬局などの情報も記載されています。
〇保険証のコピー(今年の12月に原則廃止になる為、今後は不要となると思いますが…)
〇普段服用しているお薬3日分位
→通常、お薬の使用期限は2年ほどあります。
〇1,000円札・10円・100円を数枚ずつ
→携帯電話の使用が出来ない場合、公衆電話が有効です。
キャッシュレス決済は災害時、一時的に使えなくなる可能性があります。
〇家族の連絡先の一覧
→携帯電話が普及していて、家族の携帯電話番号を全て覚えている方の方が少ないようです。
〇ご自身やご家族のアレルギーや副作用・既往歴のメモ書き

これらを、チャック付き袋や、100円ショップでも売っているようなウォーターボトルなどに入れて非常用持出バックに入れて若しくは常に持ち歩きましょう。
(水に濡れないようにする事が大切です)
半年又は少なくとも1年に一度は見直しをして、薬情の更新・お薬の入替などをして極力最新の情報を保つよう心がけましょう。

普段使いのバックの中には、お薬手帳を常にいれて持ち歩きましょう。
お薬手帳は、たまに処方箋を薬局に出す際に預けて、後日お薬を引き取る迄預けっぱなしの方もいますが、急に具合が悪ったり、災害がいつ起こるかわからない為、極力持ち帰り、来局時に持参するようにしてください。
ご自宅に置きっぱなしもお勧めできません。
今は、電子おくすり手帳も各社からアプリが出ていて、ご家族複数人分をまとめて管理する事も可能ですので便利に活用していきましょう。

副作用や既往歴・現在服用しているお薬の情報はとても大事で、災害等の際は普段自分の事を良くわかってくれている医師の治療や薬剤師からの調剤を受ける事が難しくなります。
お薬手帳の見開き部分への記載も忘れないようにしておきましょう。
ご自身で状況を伝えられない場合も、情報があると迅速な対応が可能となます。

防災ポーチを作成しておくのもお勧めです。
中身は
〇モバイルバッテリー(コードも忘れずに)
〇身分証明書の控え
〇筆記用具・メモ帳(今は濡れていても書けるボールペンが売っているのでそれだと尚可)
〇小銭・少しのお札(公衆電話用・買い物用)
〇家族の写真
〇マスク
〇ばんそうこう
〇ウェットティッシュ
〇汗拭きシート
〇大判のハンカチ
〇飴(あめ)、羊羹やゼリー飲料などの保存期間が長い食べ物
〇レジ袋・チャック付き袋・ゴミ袋
〇冷感タオル(夏用)や使い捨てカイロ(冬用)
〇携帯トイレ
〇防犯ブザーや笛
〇小型ライト
〇マウスウォッシュ
〇小さめのはさみ(カバー付きだと安心です)
等。

「自身の身を守るのは自分」を念頭に準備をして、「いつか」ではなく「いま」から準備を始めて、地震や自然災害に備えましょう。