「ジェネリック医薬品」の流通について

昨今ジェネリック医薬品の流通がとても不安定になっています。
理由は相次ぐメーカーの不祥事に加え、新型コロナウイルス感染症で流通に滞りがでた事等
悪い条件が幾重にも重なり一つの事由ではないと言われています。

日本薬剤師会が、8月に公表した供給に関するアンケートでは驚く事に3000種類以上の医薬品が「入手困難」となってしまっています。

今まで、卸さんに発注をして「入荷が少し遅れます」はありましたが
「いつ準備できるのかが判らない」状況がここまで長く続くのは私の経験では初めてですし、
本来ならあってはならない事だと思います。

患者様が継続して服用されていたお薬もやむなくメーカーの切り替えを行ったり、
ジェネリック医薬品での調剤を希望された患者様にも先発医薬品での調剤を承諾いただくなどしているのが実態です。
どうしても入荷が出来ないお薬に関しては処方元の医師に「同じ効能効果」をもった薬の提案などをして お薬を変更してもらうなど、
患者様の治療に影響を及ぼさない様に努力はしてまいります。

お薬の変更時には薬剤師よりご説明をさせて頂きますが、
患者様におきましても、お薬メーカーが変更されたりしご不安な思いをされるかも知れませんが
ご理解・ご了承いただけると幸いです。
不明点などありましたら、ご遠慮なく薬剤師にご相談ください。