家族の介護が必要になったら

ご家族が高齢や病気によりご自身で受診や薬局に行き辛くなりサポートが必要となった場合、あなたならどうしますか?

家族だからできる限りのサポートはしたいので、都度付き添って対応する方が多いと思います。
動けるうちは自身の足で動いたり、外出するのはとても大切な事です。
しかしながら、介護は子育てより大変だとも言われます。
少しでも介護する側の精神面や生活を守り、笑顔で介護を継続できるよう、外部にサポートを依頼する事も大切な事です。

介護が必要と感じた時、まずは地域包括支援センターや市役所の福祉課に相談してください。
敷居が高いなーと思ったら、薬局でもご相談承ります。

原則65歳を超えると介護保険が使えるようになります。
(特定の疾患などで40歳から使用できる場合もあります)
ただ、介護保険は介護保険証は交付されますが、申請をして認定がおりないと使えません。
申請にかかる手続きは市役所の福祉課はもちろんですが、地域包括支援センターでも教えてくれます。

介護保険に出来る事。
日々生活の補助として、訪問型(ヘルパーさん・訪問看護師など)通所型(デイサービスなど)のサービスが受ける事が出来ます。
(※介護の認定区分によって利用の制限はあります)
ご自宅のリフォームの補助や器具の貸出・購入の際の補助などもあります。

医療では医師の訪問による診察・薬剤師による訪問のお薬の管理指導が適用されます。
医療の介護サービスは介護の点数の対象外となっていますので、これらのサービスによって受けられるサービスが減る事はありません。

まず、薬剤師がご自宅に伺って、現状のお薬の状況を確認させていただき相談に乗る事も可能です。
お薬が飲み忘れて思いの外余っていたり、複数の医療機関から処方されたお薬の成分が重なっていたり、今は必要が無いいつ処方されたか分からないお薬が残っていたりする事があります。
医師やケアマネジャーとも連携し、その方に最適な処方薬・管理をいたします。

ご家族で抱え込まないで、まずは相談してください。